インターネットに繋がっていれば、世界中のウェブサイトにアクセスできるわけですが、日本語の情報と英語の情報とでは情報量が違います。例えば、日本語版ウィキペディアの記事数は約100万あるのに対して、英語版ウィキペディアの記事数は約500万となっており、5倍の違いとなっています。英語が読めるかどうかでアクセスできる情報量に大きな違いが出てくるわけです。
このことは、ウェブサイトだけではなくソフトウェア(ここではアプリケーションの意味です)にも言えます。ソフトウェアの世界では、新しい技術やツールが発表された場合、それがどこの国(日本以外)で作られたものであっても、たいていは英語で情報発信されまして、ソフトウェア自体も英語ですしドキュメントも英語です。こういった時、ソフトウェアというのはダウンロードすればすぐに試すことができるので楽でよいのですが、英語が読めないとちゃんと使うことはできません。その場合、ソフトウェアやドキュメントが翻訳されるまで待つことになりますが、いつ翻訳されるか分かりませんし、マイナーなソフトウェアであれば翻訳されないこともあります。そうなりますと、自分の趣味に活かせるソフトウェアが英語版しかない場合、ダウンロードして目の前で起動までできているのに、英語が読めないために使うことができないという悔しい思いをすることになります。
ということで、もしインターネットを使ってより多くの情報にアクセスしたい方で、現在英語があまり得意でないという方がいらっしゃいましたら、まずは英語のリーディングを勉強するとより世界が広がって楽しいのではないかと思います。