現在販売されているノートパソコンに対して不満に思っていることの一つに、液晶ディスプレイの画面解像度があります。
現在売れ筋のノートパソコンの液晶サイズは、だいたい15インチくらいなのですが、その中の大半は画面解像度が 1366×768(WXGA)なのです。
ノートパソコントレンド – 液晶サイズ
引用元:価格.com – ノートパソコン
ここでいう画面解像度というのは、本来の解像度のことではなく、単純に ディスプレイが持っている画素数のことです。 ディスプレイ上では画素がたくさん集まって文字や絵の形を表現するわけですが、画素数が少ないということは「表示できる範囲が狭い」ということです。
15インチという物理的に割りと広い面積に対しての 1366×768 ですと、1つの画素サイズが大きく、のっぺりと大きな表示になります。私の感覚ですと、1366×768というのは 11インチか12インチくらいのディスプレイに最適であるように思います(ただ、これは感じ方に個人差がありますので、一概には言えませんが)。
1366×768というのはかなり狭くで窮屈です。例えば、http://www.yahoo.co.jp を開いても、1画面に表示されるのは上の方の狭い範囲だけであり、見えない部分はスクロールする必要があります。また、ウィンドウを横に2つ並べて何かの作業を行うというのも難しいです。何度もウィンドウを切り替えての作業になりますので、効率が悪く疲れます。せっかく15インチあるのにこれでは宝の持ち腐れです。
現在 「15インチ程度の液晶ディスプレイ」 且つ 「画素数(解像度)が 1366×768より大きい」 且つ 「それなりに安い」 という条件でノートパソコンを探すと、HP(ヒューレット・パッカード)の製品しか見付かりません。 価格.com – ノートパソコン では、売れ筋ランキング 1位になっています(これです → HP 15-ba000 価格.com限定 フルHD非光沢&クアッドコア搭載モデル)。HPはフルHD(1920×1080)を搭載した低価格帯のシリーズを1,2年前くらいから販売しているようですが、他のメーカーは未だに後追いしていないようです。HD+ (1600×900) すらありません。スケールメリットを生かせる企業でないと儲けが出ないくらい高コストなのかもしれませんが、できるだけ早く高解像度のノートパソコンが主流になって欲しいと思います。