2016年12月16日
プライバシーポリシーの更新が撤回されました。
Evernote のプライバシーポリシーが更新されました。
重要だと思う部分を以下に引用します。
何が変更されますか?
プライバシーポリシーの最新の更新により、一部の Evernote 社員はアカウントのコンテンツへの機械学習テクノロジーの適用を監督することが可能になりますが、その際は Evernote サービスの開発・改善を目的として以下の通り制限がかかります。
これは、ユーザにとって最も関連性の高いコンテンツや機能を提示するために、弊社の機械学習テクノロジーが正しく機能していることを確認することが目的です。弊社のコンピュータシステムは高精度ですが、意図した通りに機能しているかを確認するために、人間による目視確認が必要になる場合があります。
つまり、「Evernoteに書いた内容が Evernoteの社員に見られますよ」ということです。
ただ理由がよく分かりません。「機械学習テクノロジーの適用」というのが具体的に何を指すのか分かりませんし、「弊社の機械学習テクノロジーが正しく機能していることを確認することが目的」であるなら、テストデータで確認すればよいように思います。 何にせよ、自分の作成したデータが、何の目的でどんな処理をされてしまうのか分からないというのはなんとも気持ちの悪いものです。
以下の記事でもネガティブな取り上げられ方をしており、真偽の程は不明ですが、最後の段落ではかなり危ういことまで書かれています。
しかし、いつの間にかクラウドにデータを置くことが当たり前になってしまいましたが、そもそも 人に見られたくないデータをクラウドに置いてはいけません。今回 Evernote がこのようなことを発表したのは、ある意味正直で良心的であるようにもとれます。 現在世の中には、無数のクラウドサービスが存在していますが、実際のところ置いたデータがどう使われているのかなんて分からないのです。 やっていること全てをプライバシーポリシーに記述できるとも思えません。 Googleがインターネット利用者の行動履歴を収集してあれだけ利益を上げているのを見て、せっかく集まったデータを放っておく企業があるでしょうか。
クラウドには、人に見られても良いデータしか置いてはいけません。そして、それらのデータは読み取られて何らかの方法で利用されていることを前提として考えましょう。