ICT教育

悩ましい電子メールの誤送信

投稿日:2017年1月10日 更新日:

文部省で起きた、メール誤送信のニュースを読みました。

文科省 人事案を全職員に誤送信 | NHKニュース

「電子メールの誤送信」は、なかなか悩ましい問題です。

電子メールのデータが送受信される経路に関しては、年々暗号化が進んでおり、経路途中でメールの内容が漏れてしまう可能性は小さくなってきています。 しかし、宛先を間違えてしまうといったヒューマンエラーが起きてしまえば、受け取った人がその内容を読めてしまいます。 ICTリテラシーが高かろうが低かろうが、いくら気を付けていてもうっかり間違えてしまうことは避けられません。

このリスクを低減するためには、今のところ以下の方法があります。

  1. 送信者が手元でメールメッセージを暗号化する。
    • 読んで欲しい人しか復号できないやり方で暗号化する。
  2. その暗号化されたデータをメールで送信する。
  3. 受信者は受け取ったデータを復号して、元のメッセージに戻す。
    • 1で意図した人物でないとデータは復号できません。
  4. 元のメッセージを読む。

これを実際に行うには、PGP という暗号ソフトウェアを使うのですが、正直言って誰でも簡単に使えるものではありませんし、使いこなせる場合であっても、少し面倒な作業になります。

このあたりの技術に何かしらのブレイクスルーが起き、誰でも簡単に秘密の情報をメールでやり取りできるようになって欲しいとは思いますが、セキュリティと利便性はトレードオフの関係にありますので、あまりそこは期待はせず、自分の求めるセキュリティレベルとそのためのコストに見合った対応をするしかないでしょう。

参考

📂-ICT教育

執筆者:labo


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