2017年4月上旬、マクドナルドのハッピーセットに「ドラえもんとふしぎなこおり」というオマケがついてきました。
水色の氷に向けて、ドラえもんを真正面から近づけると、氷が回転しながら遠ざかってくおもちゃです。
このおもちゃ、簡単には分解できないように作ってあるため、中がどうなっているのか分からないままの人がたくさんいるのではないでしょうか。そのようなご家庭のために、私が自己責任で分解した時の画像を共有したいと思います。
(特殊なネジが使われているうえに、各接合面に接着剤が使われており分解するのは容易ではありません)
ドラえもんの中には棒磁石が斜めに入っており、氷の中にはドーナツ型の磁石が入っています。
原理を簡単に説明すると、「棒磁石とドーナツ型磁石とで同じ磁極を上にして側面側から近づけていくと左右均等に反発するが、棒磁石を斜めにすると反発する力が左右均等でなくなる。これに加えて氷の底が球状になっていることにより、氷の重心がずれて回転する。よって、氷は回転しながら離れていく。」ということのようです。ちゃんと説明するのが意外と難しい原理です。
同様の現象について説明しているウェブサイトや資料がありましたので、そちらも参考にして下さい。
企業が製造物責任法を警戒して、分解することが難しいおもちゃを提供しているのかもしれませんが、そういう場合はウェブサイトか何かで原理を説明するとよいのではないでしょうか。そうでないと、せっかく不思議に思ってくれた子どもの学びになりません。