最近のノートパソコンはどんどん薄型になってきています。
それ自体は喜ばしいことなのですが、それと同時に分解することが難しくなってきています。狭いスペースに部品を収めるため、パソコンメーカー各社はいろいろな工夫をしていますが、「簡単に分解できる」という部分は犠牲になっています。
最初見たときは驚きましたが、両面テープが使われていたり、かなり小さなネジが大量に使われていたりします。これはこれで1つのやり方だとは思いますが、ただ問題なのは「分解しやすいノートパソコンを探すのが難しい」ということです。パソコンのスペック欄にそのような項目はありません。製造メーカーのウェブサイトを見ても、それらしい情報は載っていません。数値で評価するのが難しいということもあるでしょう。
ということで、第三者が実際に分解した情報をインターネットで検索することになります。メジャーな製品だとよいのですが、マイナーな製品だとなかなか情報が見つからなかったりします。もう少しラクに分かるとよいのですが。
追記 (2019-08-14)
HP は YouTube で修理手順を説明した動画を公開しているようです。説明しているということは、「分解できる」ということで、これはポイントが高いです。
以下のツイートの元記事である HP’s YouTube Channel Is the Stuff of Repair Dreams – iFixit には、「HP の製品は修理しやすい」と書かれています。
近年、メーカーは所有者自らが修理をできないように、デバイスから私たちを遠ざけています。しかし、HPはYouTubeチャンネルに手順毎にまとめた修理ビデオを公開中で、その数は増え続けています。PDFマニュアルよりも格段に分かりやすいリペアドリームが詰まっています。https://t.co/WuoDgBPP8H pic.twitter.com/HjTewxEf8y
— iFixit Japan (@iFixit_Japan) August 14, 2019
追記 (2019-09-20)
iFixitの使命は、モノの修理方法を皆で共有することです。ヘルシーなリペア産業はデバイスを機能的に保ち、新製品は不要です。修理は私達に自信を与え、雇用を創出し、節約へと繋がります。
— iFixit Japan (@iFixit_Japan) September 19, 2019
そしてこの地球が存続するため、修理する権利を掲げて戦っています。#ClimateStrikehttps://t.co/FdHNj67xas pic.twitter.com/hxNjcNlkGQ
追記 (2023-01-06)
- 「修理する権利」を認める法律が法制化され2023年7月1日からニューヨークで有効に – GIGAZINE (2023-01-06)
参考
- iPhone、自分で電池交換可能に 「修理する権利」配慮: 日本経済新聞 (2021/11/18)
- 全パーツを好きなタイミングで交換できる自作ノートPC「Framework Laptop」とは? – GIGAZINE (2021/09/27)
BTOかどうかで判断した方がよさそう。
マウスコンピューター、ドスパラ、Thinkpadが分解しやすいそう。
ただThinkpadも最新モデルバッテリー取り外しできなくしててあかんと思いますね。
リサイクルしやすさは分解しやすさでもあって買取側PC販売店も分解しやすい方が良いのですが、メーカーが分解しやすいPCを売りたがらないのは問題ですね。
分解しやすいと故障した時も部品交換だけで済ませれて良いですから。
例えばOSが起動しない、バックアップにリカバリディスク作ってるかMacWin等の購入したOSや無料で使えるLunixがあれば新しいSSDをいれてブートすれば復活します。
スマホでもiPhoneとかは分解しずらくてダメだと思います。
スマホもブロック型の部品で別れてるスマホが発売中止になってがっかりでした
情報ありがとうございます。
BTOに対応してるノートPCは良さそうですね。
今後の調査の参考にさせて頂きます。
「ブロック型の部品で別れてるスマホ」は、Project Ara のことでしょうかね。
私にとっても非常に魅力のあるコンセプトでしたが、Google でもダメだったというのは相当現実的でなかったと取れますね。コストの問題だったようですが。
スマホやタブレットも自分でパーツ交換したいですね。