目次
1. cron-job.org について
cron-job.org というサービスを使うと、「特定のURL」に「定期的に」アクセスさせることができます。無料です。
Unix 系のOSでは、cron
というコマンドで「特定のプログラム」を定期実行させることができるのですが、これが由来になっているサービスです。10年前にはすでに存在していたようです。
本記事では、この cron-job.org の使い方を説明します。
公式サイト
? cron-job.org – Free cronjobs –2. 利用手順
(1) cron-job.org にアクセスしてアカウントを作成します。
cron-job.org にアクセスして [Signup] ボタンを押し、アカウントを作成します。
入力項目は以下の通りです。
各項目を入力して [Create free account] ボタンを押すと、メールが届きますので、本文に記載されたリンク先にアクセスします。
これでアカウントが有効になりました。
[log in] リンク(画面の一番下の方にもあります)を開き、メールアドレスとパスワードを入力してログインします。
(2) cronジョブを作成する
画面上部にある [Cronjobs] を開き、[Create cronjob] ボタンを押します。
以下の画面になるので、各項目を入力していきます。
「Schedule」のところでは、URLへアクセスするタイミングについて設定します。細かい指定が可能です。
「Notifications」では、どのイベント時にメール通知させるかを指定します。
「Common」のところにある [Save responses] にチェックを入れると、実行履歴のところから、アクセス時のレスポンスも見られるようになります。
各項目を入力したら [Create cronjob]ボタンを押します。
(3) cronジョブ一覧と編集
cronジョブ一覧画面
作成した cronジョブは、[Cronjobs] の画面に一覧表示されます。
右側にある [Edit] ボタンを押すと、その cronジョブを編集することができます。
cronジョブ編集画面
編集画面では以下のように [Advanced] というセクションが追加されており、[Request method] と [Custom headers] という2つの項目を編集することができます。
[Request method] では、HTTPリクエストのメソッドを指定します。
[Custom headers] では、任意のリクエストヘッダフィールドを追加することができます。 (”User-Agent” と “Connection” フィールドはサポートされていません)
また、[Common]セクションには「Enable cronjob」という項目が追加されており、この cronジョブの有効/無効が切り替えられるようになっています。
(4) 実行履歴を見る
画面上部の [Cronjobs] を開き、特定の cronジョブの右にある [History] ボタンを押すと、その cronジョブの実行履歴が一覧表示されます。
右側にある [Details] ボタンを押すと、以下のように [Fetched URL] と [Status] が表示されます。
cronジョブの作成画面で [Save responses] にチェックを入れた場合には、レスポンスの内容も表示されます。
3. メモ
- 自分の運営するウェブサイト もしくは アクセスを許可されたウェブサイト のURLを登録してください。許可のないウェブサイトのURLを設定してはいけません。
- 他人の作成した cronjob から自分のウェブサイトにリクエストがあった場合 (ウェブサーバーのログを見ると分かります) は、cron-job.org – Report Abuse ページで報告することができます。
- cronジョブの編集画面において、[execution of the cronjob fails] にチェックを入れるとウェブサイトの死活監視に利用できます。
4. おわりに
用途は限られますが、便利なサービスだと思います。
レスポンスだけでなく、リクエストの内容も記録してくれると嬉しいです。