目次
1. はじめに
膨大な情報が溢れている現代では、メディアリテラシーが大切であると言われます。「メディアリテラシー」とは、「情報を読み解く力・活用する力」のことを指す言葉ですが、この「情報を読み解く」ためには、情報の信憑性を判断する力が必要です。この記事では、その方法について書いてみたいと思います。
※ ここでの「メディア」とは、インターネット上の情報だけではありません。
2. 情報の信憑性をチェックするには?
1. 二次情報の場合
- 一次情報を探して読む。
- 同じ内容を扱った別の記事も読んで内容を比較する。
- 「情報検索で役に立つサイト・ツール」(下記参照)を使うと良い。
- 自分で調べて真偽を確認できる内容であれば、調べてみる。
- 自分で検証して真偽を確認することができる内容であれば、検証してみる。
- 論理的に間違ったことを言っていないかチェックする。
2. 一次情報の探し方
- 最初に読んだ記事で、一次情報について触れられていなかったり、一次情報へのリンクが貼られていない場合には、自分で探す必要がある。
- 「情報検索で役に立つサイト・ツール」(下記参照)で調べる。
- 一次情報が英語の場合も多いので、英語のリーディングができないと信憑性が確かめられない。翻訳ミスもある。
3. 一次情報の信憑性をチェックするには?
- 誰が発信したのかを確認する。それはどういう人物・組織なのか?
- 公的な機関
- 割りと信憑性が高い。
- マスコミ
- それなりに信憑性が高い。
- 個人
- 本人が書いた記事なのか?
- 公的な機関
- 情報発信者のその分野における実績や、過去の発信情報を調べる。
- 論理的に間違っていないかチェックする。
- 論文を信じすぎない。せめて査読ありの論文を読む。
3. それでも分からない場合
- 結局、よく分からないことも多い。
- こういう場合は、正しいかどうかを決めつけずに放っておく。
4. 日頃から気を付けること
- 中立であろうとする。
- 情報の信憑性を常に意識する。
- 情報の真偽について、基本的に疑ってかかる。
- 何かしらの情報を見たり聞いたりした場合、情報元がどこか(誰か)まで説明しているかを確認する。それを言わないのであれば、その情報には全く意味がない。特に「ジャーナリスト」には気をつけること。(参考:情報元のない情報は信用しない)
5. 情報検索で役に立つサイト・ツール
言わずと知れた Webページの検索サービスです。
調査対象としている事柄を扱う他の記事を探したり、一次情報を探したりするのに使用できます。
使い方のコツ
- 古い情報を検索したくない場合は、[ツール]で「期間指定」することができます。
140文字以内の文章の投稿を共有できるウェブ上の情報サービスです。
検索機能を使えば、調査対象としている事柄の最新情報を得ることができます。
※ もちろん、書いてある情報を鵜呑みにしてはいけません。
検索機能の使い方
(1) Twitterのトップページ で虫眼鏡アイコンをクリックします。
(2) 検索フィールドが表示されるのでそこに検索したいキーワードを入れて Enter
キーを押します。
はてなブックマーク
気に入った Webページを保存しておけるソーシャルブックマークサービスです。
Webページをブックマークする際にコメントを付けることができ、それが公開されています(公開していないユーザーもいます)。
インターネットに強い(情報リテラシーが高い)ユーザーも多く、そういう人たちのコメントを読むことができます。
※ もちろん、書いてある情報を鵜呑みにしてはいけません。
ブラウザの拡張機能
ブラウザの拡張機能をインストールすると、今見ているページに対するはてなブックマークのブックマーク数やコメントが手軽に確認できて便利です。
はてな のアカウントを作成してログインしておく必要があります。
Chrome用の拡張機能
ツールバー上のアイコンに、今見ているページのブックマーク数が表示されます。
クリックすると、コメントが読めます。
Firefox用のアドオン(拡張機能)
コメントが付けられるニュースサイト
Yahoo!ニュース などのニュースサイトはコメントが付けられますので、他人の意見を読むことができます。 書いてある情報を鵜呑みにしてはいけませんが、自分の知らなかった関連知識や事実が書き込まれているかもしれません。
匿名掲示板サイト
役に立たない情報が多いですが、匿名性の高い場所にしか書けないようなタイプの信憑性の高い情報が書き込まれることがあります。
※ もちろん、書いてある情報を鵜呑みにしてはいけません。