デジカメやスマートフォンで撮影した写真のデータ管理についてです。
基礎知識
写真は画像ファイルとして保存されます。画像ファイルには様々な種類があります。
写真に利用される画像ファイルには、
JPEG(ジェイペグ)
- 非可逆圧縮の画像フォーマット
- 静止画像のデジタルデータを圧縮する方式のひとつ
- 拡張子は、
.jpg
または.jpeg
TIFF(ティフ)
- ビットマップ画像の符号化形式の一種
- タグと呼ばれる識別子を使うことによって、様々な形式のビットマップ画像を柔軟に表現できる。
- 拡張子は、
.tif
または.tiff
などが利用されます。詳細は、画像ファイルフォーマット – Wikipedia などを参照してください。
一番単純な管理方法
一般的に、デジカメやスマートフォンが持っている記憶領域には、
- 内蔵メモリー
- メモリーカード(差し込まれている SDカード)
の2つがあります。
どちらも、本体とパソコンをUSBケーブルで接続すれば、保存されているデータをパソコン側から見ることができます。SDカードは、SDカードリーダーを使えばパソコンで読み出すことができます。
肝心の管理方法ですが、単に「 これらの記憶領域にある画像ファイルをパソコン側にコピーする 」だけです。
「内蔵メモリー」「メモリーカード」の中には、DCIM
という名前のフォルダがあり、ここに画像ファイルが入っています。これは業界標準で決まっています。
DCIM
フォルダがありますDCIM
フォルダの下には、最低 もう一階層あります。
エクスプローラに表示される「更新日時」などを参考にしながら、パソコン側にお好みのフォルダを作って分類していけばよいでしょう。
こうしてパソコン側にコピーしたファイルを、外付けHDD・USBメモリ・CD-ROM・DVD-ROM などにもコピーして保存しておけばバックアップになります。
付属のソフトウェア
ビデオカメラにも言えますが、デジタルカメラには付属のソフトウェアがついています。説明書を読むと、そのソフトウェアをインストールして写真の画像データを管理するような説明がされています。しかし、実際その手のソフトウェアは使わなくても問題ありません。
まとめ
付属のソフトウェアや、その他の画像管理ソフトウェアに、画像管理を任せてしまうと、実際の画像ファイルがどこにあるのか把握しづらくなってしまいます。また、今まで使っていた画像管理ソフトウェアが使えない環境に変わったときにも面倒です。
直接、画像ファイルを自分で管理するのが一番分かりやすいのではないかと思いますし、画像管理ソフトウェアで何かトラブルが起きた場合には、この方法に戻ることができれば安心です。