ICT教育

間違った情報と偏った情報に対する教育

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フィンランドのハメーンリンナで中学校の教師を務めるSaara Martikka氏は、8年生(日本の中学2年生に相当)の生徒たちにニュースの記事を読ませて、「記事の目的は何か?」「いつ、どのように書かれた記事か?」「著者の中心的な主張は何か?」といった点について議論させる授業を行っています。また、別の授業では3本のTikTok動画を見せて、クリエイターの動機や視聴者に与える影響について話し合わせたとのこと。

引用元:「フェイクニュースや誤情報を見分ける方法」をフィンランドでは学校で子どもたちに教えている – GIGAZINE (2023-01-16)

日本でもやっているかもしれませんが、フィンランドでは「誤った情報」に騙されないための教育を行っているそうです。

明らかに間違った内容の記事であれば、発信者の思想がどうであれ、一次情報を調べて内容が正しいかどうかを確かめればよいはずです。なので、これを授業で取り上げるのはそれほど難しくはないのだと思います。

しかし、それと同等以上に問題なのは、白黒はっきりつけられない内容に対して偏った書き方をしている記事です。これに対しては、まず偏っていることに気づけることが重要で、できれば、他にどのような見方や意見があるのかも知ることができるとよいです。フィンランドで、このタイプの記事に対しても授業を行っているのかについては、この記事からは分かりませんでした。

日本でも「誤った記事」に対する具体的な授業を行って欲しいですが(もうしてる?)、「偏った記事」に対する授業も是非導入して欲しいです。

対象が中学生くらいであれば、あまり政治的な思想が絡む内容は難しいでしょうから、それ以外の内容の記事を使うとよいのではないでしょうか? そして、できれば違う立場から書かれた記事がどちらも存在しているものがよいです。その両方を取り上げて比較することができますので。

とはいえ、個人的には政治的な内容でもいいと思います。今は18歳で選挙権がありますので、主な政党の考え方などは早めに知っておいたほうが良いです。但し、学校の先生は法律の縛りもありますので、そのような内容を扱ってリスクを背負いたくないかもしれません。

参考

📂-ICT教育

執筆者:labo


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