Windows 10 の新しいバージョンがリリースされると、Windows 10 がインストールされた世界中のパソコンに対して順次適用(更新)されていきます。割と長い期間を掛けて適用していくため、人によっては「なかなか更新が来ない」という状況になります。自分の Windows 10 がいつ更新されるかは分かりません。
しかし、「これ以上、待っていられない!」というユーザーのために、自分で更新作業を開始させる方法が用意されています。
今回、実際にやってみましたので、その過程を紹介します。
1. 更新するバージョン
Windows 10 のバージョン 1709 から 1803 に更新します。
2. 更新手順
(1) 念の為、現在の Windows 10 のバージョンを確認します。
[設定] – [システム] – [バージョン情報] に書いてあります。
(2) ウェブブラウザで、Windows 10 のダウンロード にアクセスし、「今すぐアップデート」ボタンをクリックします。
(3) 今回は「Windows10Upgrade9252.exe
」というファイルがダウンロードされました。このファイルをダブルクリックして実行します。
(4) 「Windows 10 更新アシスタント」というプログラムが開始されます。「今すぐ更新」ボタンをクリックします。
プログラムの実体は、C:\Windows10Upgrade\Windows10UpgraderApp.exe
になっていました。
(5) その PC が Windows 10 と互換性があるかチェックされます。問題がなければ「次へ」をクリックします。
(6) Windows 10 更新プログラムのダウンロードが開始されます。
ここから、かなり時間が掛かります(数時間?)。
この間、この PC で他の作業を行うことができますが、更新プログラムによるストレージアクセスの負荷がかなり高いため、処理速度がかなり遅くなってストレスを感じるかもしれません。
(7) 「ダウンロードの検証」が始まります。
(8) やっと「更新」処理が始まります。
(9) 更新処理が終わりましたら、PC を再起動します。
(10) 再起動されると、更新完了のウィンドウが表示されます。「終了」を押して閉じます。
それと同時に Edge も起動して、Windows 10 新バージョンの機能についての説明ページが開きます。
興味があれば読んでみましょう。
アクションセンターには、「ホームグループは Windows から削除されました」という通知が表示されています。
(11) Windows 10 のバージョンを確認します。
確認方法は (1) と全く同じです。
ちゃんと、1803 になっていました
3. おわりに
今回の場合、バージョン 1803 がリリースされてから、1ヶ月以上更新がこなかったパソコンで試してみました。
突然更新が来ると、そのPCで他の作業をやっている場合に困ります。更新中ずっと他のことができないわけではありませんが、処理が遅くなった状態で他のアプリケーションを動かすのはストレスですし、再起動だけでも時間が掛かります(当然、再起動中は他の作業はできません)。
ですので、そのパソコンを使わないことが分かっている時間帯に 明示的に更新 することをお勧めします。