目次
1. nvm とは?
nvm は、Node.js のバージョンを切り替えて使うことを可能にするツールです。
ここでの「Node.js」とは、簡単に書くと以下のコマンドをセットにしたものです。
- node(JavaScript 実行エンジン)
- npm(Node.js のパッケージ管理ツール)
- npx(Node.js のコマンド実行を補助する)
これらのコマンドをまとめてバージョン管理(インストール・切り替え)することができます。
以下のように、バージョンごとにディレクトリが作成され、コマンドがひとまとめにされています。
$ tree ~/.nvm/versions/node/v10.15.3/bin/
├── node
├── npm
└── npx
2. nvm の導入
1. すでに nvm がインストールされているかチェックする
nvm
コマンドが既にインストールされているかチェックします。
nvm
コマンドはシェルスクリプトの関数なので、which
コマンドでは存在をチェックすることができません。以下のコマンドでチェックします。
$ command -v nvm
存在していない場合は、何も表示されません。
2. nvm をインストールします
以下のコマンドを実行します。
$ curl -o- https://raw.githubusercontent.com/creationix/nvm/v0.34.0/install.sh | bash
3. Node.js のインストール
nvm を使って Node.js をインストールします。
一般的なユーザーであれば、LTS(長期サポート)な最新バージョンをインストールするのがよいと思います。その場合は以下のコマンドを実行します。
$ nvm install --lts
4. nvm の便利なコマンド
利用可能なバージョンを一覧表示する。
$ nvm ls-remote
インストール済のバージョンを表示する。
$ nvm ls
エイリアス設定を確認する。
$ nvm alias
- nvm では、バージョン指定する部分でエイリアスを使うことができます。
- 例えば バージョンとして
node
と指定すると、これは「最新バージョン」を意味します。 - 設定済のエイリアスを確認すると、node の現状を理解する助けにもなります。
利用するバージョンを固定する。
$ nvm use {バージョン}
現在利用しているバージョンを表示する。
$ nvm current
よく使うパッケージをグローバルにインストールする。
$ npm install -g npm-check-updates
- グローバル(プロジェクトでなく)にインストールしておくと便利なパッケージは最初にインストールしておきましょう。
- 上記では私のお勧めをインストールしています。