話題の Mastodon を参考にして、私の理想とする情報発信プラットフォームについて考えてみました。
Mastodonとは?
見た目は、Twitterとほとんど同じサービスです。しかし、Twitterの場合 Twitter社が用意したサーバをユーザ全員が使うのに対し、Mastodonでは スキルさえあれば誰でもサーバ(Mastodonではインスタンスと呼びます)を作って使用することができます。他人が用意したインスタンスにアカウントを作るのも自由です(通常はこちらでしょう)。ですので、Twitterでたまにある「サーバが落ちてユーザー全員が使えない」ということにはなりません。また、公開されている標準(仕様)を実装していますので、「運営者の一存で仕様が変わる」ということが起きにくくなっていますし、互換性のあるサービスも作りやすいはずです。
ドイツの方が開発しているサービスですが、ここ最近になり日本国内で急激な盛り上がりを見せています。
私の望む情報発信プラットフォーム
「TwitterやInstagramといった企業が運営しているサービスの管理下でしかメッセージを作成・発言できない」という現状は、私も健全ではないと感じますので、Mastodonが実装している OStatusという標準仕様には大きな可能性を感じます。
この Mastodon(OStatus)に触発され、私の理想とする「発信者が自分の情報を管理でき、ソーシャルな機能も持っている標準情報発信プラットフォーム」を考えてみました。断片的ですが以下に箇条書きします。
- ブログのような記事・マイクロブログのような短いメッセージ(以下 ツイートと書きます)の両方が書けて発信することができる。
- 個別の記事やツイートには一意なURLが割り当てられる。
- それらのデータを自分で管理できる。
- Twitterのようなソーシャル機能を持っている。
- ブログ記事・ツイートを別々にフォローできる。
- ツイートだけでなくブログ記事にも、「リプライ」・「リツイート(記事へのリツイートも)」・「引用」・「いいね」ができる。
- WordPressのようなアプリケーションでこの環境が構築できる。または、この環境を提供するサービスを利用することもできる。
- データを別環境に移行することができる。
あくまで私の理想ですので、OStatusの仕様から外れるところがあるかもしれません。
TwitterやInstagramによって、マイクロブログという形態のサービスに需要があることは分かってきたので、早く標準仕様が確立されて広く浸透していくといいなと思います。