目次
1. はじめに
Windows の(ファイル)エクスプローラーで、アドレスバー を活用して目的のフォルダに素早く移動する手順について説明します。
2. エクスプローラーのアドレスバーを活用して目的のフォルダに移動する手順
例として「C:\Users\foo\tmp」フォルダーに移動します。
※ 「foo」は ユーザー名です。
(1) タスクバーのアイコンをクリックして、エクスプローラーを起動します。
他にもいろいろなやり方があります。例えば、Windows + E キーを押しても エクスプローラーが開きます。
(2) アドレスバーにフォーカスを移します。
アドレスバーをクリックすると、ここに入っている文字列が選択された状態になりますので、Delete キーを押して削除しておきます。
Ctrl + L キーを押すことでも、「アドレスバーにフォーカスを移動」+「文字列を選択状態にする」を行うことができます。
アドレスバーはキーボード操作が便利
Ctrl + L キーを押すとアドレスバーにフォーカスが移動するという動作は、すごく便利で私は頻繁に使います。このショートカットキーは、有名どころのブラウザでも使えますので覚えておくと多くのシチュエーションで使えます。
また、アドレスバーにフォーカスに移動した後では、Ctrl + A キー を押すと、文字列をすべて選択することができます。アドレスバーに新たに文字列を入力したい場合に、このショートカットキーを押せば、すぐにその文字列を入力し始めることができます。
(3) アドレスバーに「C:\Users\foo\」と入力します。
アドレスバーに「C:\Users\foo\」と入力します。
途中、パスの区切り文字である「\」を入力したタイミングで、その直下にあるフォルダーが次の候補としてずらっと表示されます。その候補に対して、
- 矢印キーで選択する
- マウスでクリックする
- そのまま文字列を入力する
などの操作が可能です。
(4) 「tmp
」フォルダーに移動します
ここでは、矢印キーを押して「tmp
」を選択したとします。続けて Enter キーを押すとデスクトップに移動します。もし更にフォルダー階層を辿りたいのであれば、Enter キーではなく、\ キーを押してください。
3. その他の便利機能
いくつかのフォルダーには直接名前を入力して移動できます
以下のようなフォルダー(「PC」はフォルダーではありませんが)に移動するのであれば、「パス」ではなく「名前」をアドレスバーに 直接 入力して移動することができます。
- PC
- デスクトップやダウンロードなどのユーザー用フォルダー
- etc.
例えば、デスクトップに移動したいのであれば、アドレスバーに直接 “デスクトップ” と入力して Enter キーを押せば移動することができます。
「デスクトップ」や「ダウンロード」といったフォルダ名を英語名にしておくと、”Desktop” や “Downloads” といった名前でこの操作ができるので多少ラクです。(参照:デフォルトで用意されている日本語のフォルダ名を英語に戻す)
文字を入力すると履歴から候補が表示されます
アドレスバーに何か文字を入力すると、履歴の中から一致する候補を表示してくれます。
上下キーだけでも候補が表示されます
アドレスバーを空にして上下キーを押すと、主要なフォルダーや履歴(?)が候補として表示されます。
環境変数が使えます
%HOMEPATH
などの環境変数も使えます。
Windows の環境変数については以下の記事も参考にしてください。
4. まとめ
アドレスバーの活用することで、エクスプローラーをより便利に使うことができます。
お勧めの操作は以下です。
- Ctrl + L キーで、アドレスバーにフォーカスを移動する。
- パスの区切り文字「\」を押したときには、表示される候補を矢印キーで選択する。
- アドレスバーで Ctrl + A キー を押して文字列全体を選択する。
- 文字列を1, 2 文字入力したら履歴から取得された候補が表示されるのを待ち、矢印キーで候補を選択する。更に階層をたどる場合は「\」を入力する。そこに移動したい場合は Enter キーを押す。