1. はじめに
PuTTY とは、Windows用のターミナルエミュレータです。
本記事では、Putty 上での全てのやりとり(コマンドとその結果)をログファイルに記録する方法について説明します。
2. Putty でログをとる手順
(1) Putty でどこかのサーバーにログインします。
(2) Putty のウィンドウの左上にあるアイコンをクリックすると、メニューが表示されますので、[Change Settings…] を選択します。
(3) 画面左側の Category から [Session] – [Logging] を開きます。
(4) Session logging のところで [Printable output] を選択し、Log file name からログファイルを指定します。
ログファイルを指定する操作は毎回やった方が確実です。
(5) [Apply]ボタンをクリックします。
この状態で、既にログの記録が始まっています。
Putty を終了した時に、先程指定したファイルを開くとログが記録されているはずです。
3. ログファイルが既に存在していた場合の挙動設定
ログファイルの指定を設定として保存した場合は、Putty で接続を開始する際に、既に同名のファイルが存在した場合の挙動を設定することができます(下画面)。
選択肢は以下の3つです。
- Always overwrite it (常に上書きする)
- Always append to the end of it (常に追記する)
- Ask the user every time (毎回ユーザーに聞く)
3 を選んだ場合は、Putty で接続を開始した際に以下のウィンドウが表示されます。
ボタン毎の挙動は以下となります。
- 「はい」:ファイルの内容を削除した上で書き込む
- 「いいえ」:追記する
- 「キャンセル」:ログを記録しない
4. おわりに
「Putty で何か操作する時は必ずログをとる」という運用も良さそうです。そうしておけば、どのコマンドを実行してどんな出力を得たのか、後から確かめることができます。