Git で、ユーザー名とメールアドレスを設定する方法です。(1) 全体の設定方法と、(2) プロジェクト毎の設定方法の2つを紹介します。
1. プロジェクトをまたいだ全体の設定(グローバル, global)
そのコンピュータにおける git 全体のユーザー名・メールアドレスの設定です。
以下のコマンドを実行します。
ユーザー名を設定する。
git config --global user.name "ユーザー名"
メールアドレスを設定する。
git config --global user.email メールアドレス
ここで設定した情報は、~/.gitconfig
に書き込まれます。上記のコマンドを使用せず、直接こちらのファイルに書き込んでもよいです。
~/.gitconfig
[user]
name = ユーザー名
email = メールアドレス
参考
2. プロジェクト毎の設定(ローカル, local)
(1) プロジェクトのディレクトリに移動します。
cd path/to/project
(2) 以下のコマンドを実行します。
ユーザー名を設定する。
git config --local user.name "ユーザー名"
メールアドレスを設定する
git config --local user.email メールアドレス
ここで設定した情報は、.git/config
に書き込まれます。上記のコマンドを使用せず、直接こちらのファイルに書き込んでもよいです。
[user]
name = ユーザー名
email = メールアドレス
3. ユーザー名とメールアドレスが使われるところ
上記で設定したユーザー名とメールアドレスは、コミットの持つ情報のうち Author と Committer として利用されます。
$ git log -1 --pretty=full
commit xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
Author: ユーザー名 <メールアドレス>
Commit: ユーザー名 <メールアドレス>
コメント ABC
この部分をプロジェクトによって分けたい場合は、プロジェクト用の設定を忘れないようにしましょう。