1. はじめに
最近の Windows や Mac (macOS) では、バックグラウンドで勝手にアップデートプログラムがダウンロードされます。
しかし、この動作では困る場合があります。ディスク容量が残り少なくなって空きスペースを気にしているような場合や、外出先で従量制課金のネットワークにつなぐ場合(テザリングなど)などです。
このような状況で困らないために、今回はバックグラウンドでの自動ダウンロードを抑止するための設定を紹介します。
2. Windows 10 の場合
「従量制課金接続」として設定します。
(Wi-Fi を使っている場合で説明します。)
(1) スタートメニューを開いて、設定アイコン()をクリックし、[設定]を開きます。(Windows + Iキーを押しても同じです)
(2) [ネットワークとインターネット]をクリックして開きます。
(3) [Wi-Fi]タブを表示し、右側にある現在接続しているネットワークインタフェースをクリックします。
(4) [従量制課金接続] のところにある「従量制課金接続として設定する」をオンにします。
以上により、「従量制課金接続」であることが尊重され、自動的なダウンロードは控えてくれるようになるはずです。
3. Mac (macOS) の場合
App Store の設定から、アップデートプログラムの自動ダウンロードをさせないようにします。
※ 環境: macOS Sierra (今回の設定は、macOS High Sierra でも同じはずです)
(1) 画面左上のメニュー(りんごアイコン)から [App Store…]を選択します。
(2) App Store のメニューから [環境設定…]を選択します。
(3) [アップデートを自動的に確認]にチェックが入っている場合は、[新しいアップデートをバックグラウンドでダウンロード]のチェックを外します。
4. おわりに
設定方法は分かりましたが、この設定変更自体を忘れてしまう可能性があります。そのためにも、通信量が気になっている場合には、まず通信量を計測する癖を付けるとよいと思います。その方法については、Windows、Mac (macOS) で通信量を確認する方法 に書きました。計測していて「通信量が多いな」と思ったら、今回の設定についても思い出しやすいのではないでしょうか。