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WSL のシンプルな導入手順(2019年1月版)

投稿日:2018年5月25日 更新日:

WSL (Windows Subsystem for Linux) の基本的な導入手順について書きます。

ここで最低限必要な使い方を理解した上で、サードパーティ製のターミナルエミュレータ(Cmderwsl-terminal など)を使うと問題が起きても対処できるようになります。

※「Linuxディストリビューション」と書くと長いので、本ページでは以後「Linuxディストロ」と書きます(見出し以外)。

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1. WSL を導入する

PowerShell を管理者権限で起動します。

PowerShellを管理者権限で実行する

以下のコマンドを実行します。

PS> Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Windows-Subsystem-Linux

Windows を再起動します。

2. Linuxディストリビューションを導入する

Windows Store で、WSL 用の Linuxディストロが提供されていますので、そちらからお好みのものを導入します。

複数の Linuxディストロを導入することも可能です。

Windows Store内の Linuxディストロ
(ストア内で”WSL”で検索すると出てきます)

例として Ubuntu 18.04 をインストールする場合の手順を説明します。

(1) Windows Store 内でお好みの Linux ディストリビューションを表示し、[入手]ボタンを押します。

[入手]ボタンを押します

(2) 「複数のデバイスで使用する」というポップアップが表示されたら、[必要ありません] を選択します。

もちろん、複数のデバイスで使用したい場合は [サインイン] を選択してください。

[必要ありません] を選択します
[必要ありません] を選択します

(3) [インストール]をクリックします。

プログラムのダウンロードとインストールが始まります。

[インストール]をクリックします
[インストール]をクリックします

(4) [起動]をクリックします。

[起動]をクリックします
[起動]をクリックします

(5) ユーザー名とパスワードを入力します。

Ubuntu の場合、ユーザー名に大文字が使えませんが、他のディストリビューションでも同じような制限があるかもしれません。
(参照: Ubuntu ではユーザー名に大文字が使えません(デフォルトでは)

ユーザー名とパスワードを入力します
ユーザー名とパスワードを入力します

これで、Ubuntu 18.04 を使い始めることができます。
(このターミナルエミュレータを閉じる場合は、exit コマンド入力して下さい。)

また始める時は、スタートメニューを開き “Ubuntu 18.04” といったようにディストリビューションの名前を入力すると該当するアプリケーションが表示され、そこから起動することができます。

スタートメニューから起動する
スタートメニューから起動する

3. 導入した Linuxディストリビューションを確認する

WSL用にインストールした Linuxディストロを確認しておきましょう。

コマンドプロンプトか PowerShell で以下のコマンドを実行します。

PS> wslconfig.exe /list

実際に実行するとこんな結果が出力されます。

PS> wslconfig.exe /list
Windows Subsystem for Linux ディストリビューション:
Legacy(既定)
kali-rolling
Ubuntu

この場合は、「Legacy」「kali-rolling」「Ubuntu」の3つのLinuxディストロが導入済みであることが分かります。

(既定)」がついている「Legacy」がデフォルトになっています。

ちなみに「Legacy」というのは、Windows 10 に WSL が導入された当初「Bash on Ubuntu on Windows」という名前でインストールされた Ubuntu です。それ以外で表示されているのは、Windows Store からインストールされているはずです。

4. デフォルトで使用する Linuxディストリビューションを設定する

デフォルト(既定)の Linuxディストロを変更する場合は、以下のコマンドを実行します。

wslconfig.exe /setdefault <DistributionName>

<DistributionName> の部分は、先ほど wslconfig.exe /list コマンドによって表示された名前を指定します。
例えば、Windows Store から導入した Ubuntu であれば、以下のようにコマンドを実行します。

PS> wslconfig.exe /setdefault Ubuntu

5. Linuxディストリビューションを実行する

やり方はいくつかあります。

方法その1:スタートメニューから起動する

スタートメニューをクリックして、Linuxディストロの名前を入力すると該当する項目が表示されますので、そこをクリックして起動する方法です。

Ubuntuを起動する

※ 「Bash on Ubuntu on Windows」による Ubuntu と、Windows Store から導入した Ubuntu の両方が表示されています。

Kali Linuxを起動する

方法その2:wsl.exe コマンドで起動する

wsl.exe を実行する方法です。既定のLinuxディストロが起動します。

wsl.exe

おまけ:Linuxのコマンドを1つ実行するだけの実行方法

wsl.exe の引数に Linuxコマンドを指定すると、Linuxディストロ側ですぐにそのコマンドが実行されます。Linuxディストロのシェルには入りません(sshコマンドに似ています)。

6. パッケージソフトウェアを更新する

Ubuntu / Debian / Kali Linux といった Linuxディストロは、apt というコマンドでいろいろなソフトウェアをインストールすることができます。1つ1つのソフトウェアをパッケージとして管理するので、apt はパッケージ管理ツールとも呼ばれます。

最初からインストール済みのパッケージのバージョンが既に古くなっていることがありますので更新します。

$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade

ついでに日本語翻訳データをインストールしておきましょう。

$ sudo apt install language-pack-ja
$ sudo apt install manpages-ja

7. おわりに

WSL (Windows Subsystem for Linux) の基本的な導入手順について書きました。
これを理解した上で、サードパーティのターミナルエミュレータを使えば、より便利に WSL を使うことができます。その場合の設定方法は以下のページに書いてありますので、こちらも参考にしてください。

Windows

WSL (Windows Subsystem for Linux) の導入と設定

2017.07.12

参考

📂-Tools

執筆者:labo


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