ブラウザ自体のタブ切り替え操作(左から右に切り替える)には、Ctrl
+ Tab
というキーボードショートカットキーが用意されています。逆順は、Shift
を押しながらこのキーを押します。つまり、Shift
+ Ctrl
+ Tab
です。
一方、そのブラウザの中で使用する Gmail にも独自のタブがあり、こちらのタブ切り替え操作(左から右)には バッククォート
が割り当てられています。逆順での切り替えは チルダ
です。
以下のスクリーンショットは、ブラウザのタブ(1)の中で Gmail を開いているところです。Gmail自体にも「メイン」「ソーシャル」「プロモーション」といったタブ(2)が並んでいるのが分かります。
ということで、それぞれのタブ切り替えのショートカットキーは被らないように選ばれているわけですが、それだけではありません。実は USキーボードでは、バッククォート
と チルダ
は同じキーに割り当てられているのです。そのまま押せば、バッククォート
となり、Shift
を押しながらだと チルダ
になります。ブラウザのタブ切り替えに用意されたショートカットキーと同じパターンで操作ができるのです(Shift
なしだと左から右にへ / Shift
を押しながらだと右から左へ)。しかし、日本語キーボードの場合、バッククォート
と チルダ
は別のキーに割り当てられており、しかもどちらも Shift
キーを押しながらの入力となります(片方だけ Shift
がいらない文字だったりすると更に悲惨でしたが、そこは不幸中の幸いでした。これが意図されたものなのかは分かりません。)。同じタブ切り替え操作なのに、ブラウザと Gmailのタブとで 指の動かし方が違うため、操作していてかなり違和感があります。コンピュータは英語圏主導で進んでいく世界なので、非英語圏のことは無視されて物事が決まることが多いのですが、またかという感じです。
今後、アプリケーション内でタブが二階層ある場合には、今回のキーボードショートカットキーがスタンダードになってくれると統一感があって便利だなと思いますが、日本語キーボードだとちょっと不便ですね。