1. Cmder とは?
Cmder は、Windows用のコンソールエミュレーターです。
見た目も良いしタブ機能もついているので、Windows 用のコンソールエミュレーター(ターミナルエミュレータ)は、これ一択という人も多いのではないでしょうか。
私は、WSL (Windows Subsystem for Linux) で使っていまして、導入手順は以下のページで説明しています。
2. Cmder のバージョンを上げる必要性
ある時点で何の問題もなく Cmder を使っているとしても、Windows 10 のバージョンが更新されるとその影響により Cmder 側の動作が変わってしまう ことがあります。もちろん、これは Cmder に限った話しではありません。ソフトウェアの宿命みたいなものですね。
こういった場合、Cmder の新しいバージョンで、Windows 10 の仕様変更に対応していることが多いです。
ですので、Cmder のバージョンを更新することが必須となるのです。面倒ですが、仕方ありません。ソフトウェアは日々変化していきます。
3. Cmder の更新手順
更新の手順といっても、大したことはありません。以下の手順になります。
(1) Cmder にて最新バージョンの Cmder をダウンロードします。
ここでは、「Full」ではなく「Mini」をダウンロードしてみます。
(2) cmder_mini.zip
というファイルがダウンロードされますので、これを解凍します。
cmder_mini
という名前のディレクトリが生成されますが、今回は cmder_mini_v1.3.5
という名前に変更しておきました(以前のバージョンのフォルダと区別を付きやすくするため)。
(3) このフォルダを、任意のパスに移動させます。
例えば、C:\Users\foo\Applications
というフォルダを用意して、この中に移動させます。
(4) 新しい Cmder を起動するには、フォルダ内にある Cmder.exe
ファイルを実行します。
(5) 設定を移行するために、以前のバージョンの Cmder.exe
を実行します。
(6) 右下の設定アイコンから、[Settings] を選択して設定画面を表示します。
(7) [Export…] ボタンを押して設定内容をファイルにエクスポートします。
(8) 保存先のフォルダを指定して、[保存]します。
設定内容は、XMLファイルとして保存されます。
古いバージョンの Cmder は終了させます。
(9) 新しいバージョンの Cmder を起動し、先ほどと同様の手順で設定画面を表示します。
(10) 設定画面上の [Import…] ボタンを押して、保存しておいたXMLファイルをインポートします。
インポートしたら、[Save settins]ボタンを押して保存します。
これ以降は、新しいバージョンの Cmder を使っていきます。
4. おわりに
Cmder を使っていて、「あれ、なんだか動きがおかしいな」と思ったら、新しいバージョンに上げてみましょう。
関連
以下のページでは、Cmder の設定項目について書いています。