インターネットを利用するときに利用するブラウザや、各種サービスにおいて、プライバシーを守るための設定方法を紹介します。
目次
- 1. ブラウザの設定を見直す
- 2. Google が提供しているサービスの設定を見直す
- 2-1. Google アカウントに紐付けられている行動履歴(Googleでの検索や YouTubeなど)を確認する
- 2-2. Google アカウントでの行動(Googleでの検索や YouTubeなど)を記録させない
- 2-3. Google アカウントでの行動履歴(Googleでの検索や YouTubeなど)を削除する
- 2-4. Google サービス(検索や YouTube など)での Google アカウントのアクティビティとデータや、Google のサービスを利用しているウェブサイトやアプリの使用履歴を Google が広告に使用することを許可しないようにする手順
- 2-5. Chrome で「サードパーティの Cookie とサイトデータをブロックする」
- 2-6. Chrome の同期機能で同期する項目を絞る
- 2-7. Googleアカウントが必要なウェブサイトを開くブラウザを別途用意する
- 参考
1. ブラウザの設定を見直す
1-1. サードパーティ・クッキーを無効にする
サードパーティ・クッキーとは、現在表示しているウェブページに、異なるドメインから提供されている広告などの要素が埋め込まれていた場合に、そちらのドメインとウェブブラウザがやりとりするクッキーのことを指します。
主に広告で使用されており、利用者の趣向を広告サービスに送信することになります。
サードパーティ・クッキーを無効にする手順については、以下のページでまとめています。
1-2. DNT(Do Not Track)を有効にする
DNT という機能を有効にすると、ウェブサイトにウェブブラウザがリクエストを送る際、トラッキング拒否の意思を伝えるための情報を送るようになります。
DNT(Do Not Track)を有効にする手順については、以下のページでまとめています。
1-3. シークレットウィンドウ(Chrome), プライベートウィンドウ(Firefox), プライベートブラウズ(Safari) を利用する。
- これらの機能を利用してウェブサイトにアクセスすると、ブラウザに閲覧履歴やそのサイトから発行された Cookie が残りません。
- 共有しているパソコンで、閲覧したサイトを知られたく場合に有効です。
- Cookie が削除されるため、後日同じウェブサイトにアクセスした場合に Cookie が送信させず、以前の訪問と関連付けられる可能性が低くなります。
2. Google が提供しているサービスの設定を見直す
2-1. Google アカウントに紐付けられている行動履歴(Googleでの検索や YouTubeなど)を確認する
- Google にログインします。
- Google – マイ アクティビティ にアクセスします。
2-2. Google アカウントでの行動(Googleでの検索や YouTubeなど)を記録させない
- Google にログインします。
- Google – マイ アクティビティ にアクセスします。
- 右上のメニューから「アクティビティ管理」をクリックします。
- 「ウェブとアプリのアクティビティ」の右にあるスライド部分をクリックして一時的停止にします。
- 「ロケーション履歴」の右にあるスライド部分をクリックして一時的停止にします。
- 「端末情報」の右にあるスライド部分をクリックして一時的停止にします。
- 「音声アクティビティ」の右にあるスライド部分をクリックして一時的停止にします。
- 「YouTube の検索履歴」の右にあるスライド部分をクリックして一時的停止にします。
- 「YouTube の再生履歴」の右にあるスライド部分をクリックして一時的停止にします。
2-3. Google アカウントでの行動履歴(Googleでの検索や YouTubeなど)を削除する
- Google にログインします。
- Google – マイ アクティビティ にアクセスします。
- 右上のメニューから「アクティビティを削除する基準」をクリックします。
- 削除する期間やサービスを選択して「削除」リンクをクリックします。
2-4. Google サービス(検索や YouTube など)での Google アカウントのアクティビティとデータや、Google のサービスを利用しているウェブサイトやアプリの使用履歴を Google が広告に使用することを許可しないようにする手順
- 広告設定 にアクセスする。
- Google にログインしてない場合はログインする。
- 「広告のカスタマイズ」をオフにする。
※ 履歴が記録されなくなるわけではありません。
2-5. Chrome で「サードパーティの Cookie とサイトデータをブロックする」
ウェブサイトに表示される広告に追跡されたくない場合は、サードパーティの Cookie とサイトデータをブロックしましょう。
- [設定] – [詳細設定を表示…] – [コンテンツの設定…]
- 「Cookie」のところにある「サードパーティの Cookie とサイトデータをブロックする」にチェックを入れ、[完了]ボタンをクリックします。
参考
2-6. Chrome の同期機能で同期する項目を絞る
複数のPCで Chrome を使う場合、Googleアカウントにいろいろな情報を紐付けて同期できるのですが、その中でも「自動入力」「履歴」「パスワード」はセキュリティの観点からなるべく同期させない方が良いでしょう(全てのチェックを外しても構いません)。
- [設定] – [同期の詳細設定]
- (1)で「同期するデータタイプの選択」を選択し、(2)で「自動入力」「履歴」「パスワード」のチェックを外します。
- [OK]ボタンをクリックします。
参考
2-7. Googleアカウントが必要なウェブサイトを開くブラウザを別途用意する
Gmail など Googleアカウントでログインすることが必須であるウェブサイトを開くブラウザと、Googleアカウントでログインする必要のないウェブサイトを開くブラウザを分けましょう。そうすることで、Googleに余計な情報を与えずに済みます。
ブラウザには、Firefox, Opera などがあります。Chrome と同じ中身である Slimjet といったブラウザもあります。