macOS High Sierra へアップグレードした時、以下のエラーが発生してアップグレードに失敗する場合の対処法を紹介します。
といっても、あくまで「こんな方法もありますので、1度試してみて下さい」というレベルのお話でして、やり方も簡単なので手短に済ませます。
1. 対策
非常に簡単で、
これだけです。
セーフモードで起動する方法は、以下となります。
- Mac を起動したら、すぐに Shift キーを押しっぱなしにする。
- グレイの Apple ロゴと進行状況インジケータが表示されたら Shift キーを放す。
- 成功した場合は、このあたりで画面右上に「セーフブート」と赤字で表示されます。
以前、私はこの方法で成功したことがあります。最初に書いた現象でお困りの方は、是非1度お試し下さい。
※ 念の為、作業前にバックアップをとっておくことをお勧めします。
2. 最初に書いたエラー発生時に、Mac が正常に起動できなくなった場合
冒頭に書いた以下のエラーが発生すると、アップグレード作業前の Mac で正常に起動できなくなることがあります。
この場合は、以下の操作をすることで元の状態に戻すことができました。
- 画面上の「再起動」ボタンを押し、Command + Opt + R キーを押しっぱなしにした。
- すると、表示された画面上から macOS のディスクユーティリティが選べるようになるので選んだ。
- 既存のSSDに対して、マウントのボタンを押したりしたが反応がないようだった。
- 仕方ないので、一旦、ディスクユーティリティを終了して再起動した。
- すると、通常通りにmacOSが起動した。
なぜこれで直ったのかは不明ですが、一例としてここに書いておきます。
3. おまけ
セーフモードとは?
セーフモードを使って Mac の問題を切り分ける – Apple サポート では、セーフモードについて以下のように説明されています。
Mac をセーフモードで起動すると、次の処理が行われます。
- 起動ディスクを検証して、必要に応じてディレクトリの問題の修復を試みる
- 必要なカーネル機能拡張だけを読み込む
- 起動項目とログイン項目が自動的に開かないように阻止する
- ユーザがインストールしたフォントを無効にする
- フォントキャッシュ、カーネルキャッシュ、その他のシステムキャッシュファイルを削除する
Mac で何か問題が起きた場合、セーフモードで起動しただけでも問題が解決することもあるようです。