目次
1. はじめに
Windows 10 上で動いているあるアプリケーションが、どのファイルを開いているのか(ロックしているのか)を調べる方法を紹介します。
2. アプリケーションが開いているファイルを調べる
Windows に標準で入っている「リソースモニター」を使います。
(1) リソースモニターを開く
Windows + R キーで「ファイル名を指定して実行」を開き、以下のコマンドを入力して Enter キーを押し実行します。
もしくは、スタートメニューを開いて “リソースモニター” と入力すると該当するプログラムが表示されるので、それをクリックします。
以下のように、リソースモニターが開きます。
(2) [CPU]タブを開き、目的のプロセスにチェックを入れる
[CPU]タブを開くと、[プロセス] のところに稼働中のアプリケーション(を実行している実行ファイル名)が一覧されるので、目的の項目を探し、左端のチェックボックにチェックを入れます。
※ チェックしたプロセス(イメージ)は一番上に移動します。
すると [関連付けられたハンドル] のところに、チェックしたアプリケーション(プロセス)に関連付けられたハンドルが一覧表示されます。この中で、[種類] が File になっている行が、そのアプリケーションが開いている(というよりはロックしている)ファイルです。
3. 特定のファイルがどのアプリケーションによってロックされているか調べる
リソースモニターでは逆に、「特定のファイルが、どのアプリケーションによって開かれロックされているか?」を調べることもできます。
やり方は簡単で、[CPU] タブを開いて、[関連付けられたハンドル] の右側にある [ハンドルの検索] と書かれたフィールドに、ファイル名やファイルパスに含まれるはずの文字列を入力します。文字列を入力すると自動的に検索が始まり、結果がすぐ下に一覧表示されます。
[イメージ]列には、そのプロセスを実行している実行ファイル名、[ハンドル名] にはファイルパスが表示されます([種類]列が File となっている行を見ます)。
4. おわりに
「ファイルを編集しようとしたが、他のアプリケーションが使用中で編集ができなかった」場合などは、リソースモニターでそれがどのアプリケーションなのか調べることができます。どのアプリケーションか分かったら、そのアプリケーションの実体であるプログラムを終了することで、ファイルの編集が可能になるはずです。