Windows 10 で何かアプリケーションを動かしている際、管理者権限がないと操作できない場面に遭遇することがあります。その場合は、「管理者としてアプリケーションを実行する」と上手くいくことがあります。
例:hostsファイルを編集する
例えば、hosts というファイルの編集を行う場合です。
hosts ファイルというのは、他のコンピュータの ドメイン名 と IPアドレス の紐づけ情報を書いておくファイルです。以下に配置されています。
このファイルに、
と書いておけば、ウェブブラウザで 「https://host1.laboradian.com」にアクセスした場合、裏では「183.181.xxx.xxx」というIPアドレスのコンピュータにアクセスするようになります。
このファイルを編集するには、管理者権限が必要です。
そのため、このファイルを編集するアプリケーションを実行する際には、管理者として実行しなければいけません。
メモ帳を管理者権限で使う場合の手順を触りだけ紹介します。
(1) スタートメニューを開き、”メモ帳” と入力します。
(2) すると「メモ帳」が表示されますので、そこを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
(3) これで、メモ帳が管理者権限で起動します。あとは、この場合であれば、c:¥windows¥system32¥drivers¥etc\hosts
のファイルを開いて編集・保存するだけです。
一般ユーザーであれば、上書き保存ができないはずです。
例2:スクリーンキャプチャツールで管理アプリをキャプチャする
Screenpresso というスクリーンキャプチャツールがあります。
このツールで、タスクマネージャーの画面をキャプチャしようとすると上手くいきません。しかし、管理者としてこのツールを起動すると上手くいきます。
では、Screenpresso を管理者として実行してみましょう。
(1) スタートメニューを開き、”メモ帳” と入力します。
(2) すると「メモ帳」が表示されますので、そこを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
こうしておくことによって、タスクマネージャーのキャプチャが上手くいきます。
まとめ
Windows 10 で何かの操作ができない場面に遭遇した場合、その原因が「管理者権限がない」ことなのかを判別するのは難しいかもしれません。しかし、「ひょっとした管理者権限が原因かもしれない」と思いつくことができれば、「管理者としてそのアプリケーションを実行する」ことを試みる価値はあると思います。是非、心に留めておいて下さい。