Windows 10 をインストールしたらすぐに設定しておくとよい(かもしれない)項目を紹介します。
目次
1. Windows Update 関連
Windows Update 後の再起動の日時を設定できるようにする
あくまで、再起動の日時を設定するだけです。この方法では、Windows Update 自体の実行は制御できません。
手順
- [スタートメニュー] – [設定] – [更新とセキュリティ] – [Windows Update] – [詳細オプション] にて、「再起動の日時を設定するように通知する」を選択する。
自動メンテナンスがスリープを解除できないようにする
- [コントロールパネル] – [表示方法] に「小さいアイコン」を選択
- [セキュリティとメンテナンス]を開き [メンテナンス]をクリック
- [メンテナンス設定の変更]をクリックし、「スケジュールされたメンテナンスによるコンピューターのスリープ解除を許可する」のチェックを外して [OK]ボタンをクリックする。
2. システムフォント
- Windows 7 で使っていたメイリオに変更しました。
- Windows 10 では、システムのフォントを変更する管理画面がないようなので、以下のツールで変更しました。
このようなツールを使わないでも、システムのフォントを変えられるようにして欲しいですね。
3. プライバシーの設定
- Windows 10 にはいろいろな機能がありますが、その中にはユーザが情報を提供することによって実現しているものがあります。ユーザが情報を提供するというのは、ユーザの情報が Microsoftのサーバに送信されるということです。このような機能を使う場合は、メリットとデメリットを比較して、納得した上で利用したいものです。そのためにも、デフォルトではオフにしておき、必要になったらその時にオンにしておきたいと思います。
- [設定] – [プライバシー] から、ほぼ全ての項目をオフにしました。
- [フィードバックと診断] – [診断データと使用状況データ] の項目では、「基本」を選択しました。
- オン/オフではない設定項目でも、なるべくプライバシーを守る方向の設定にしました。
4. 日本語入力の問題への対応
- 私の環境でも以下の問題が発生したため、ここに書いてある対策を行いました。
5. CapsLockキーにCtrlキーを割り当てる
たいていの日本語キーボードでは、左手の小指ですぐに押せる位置に CapsLockキーがありますが、ここに Ctrlキーを割り当てることで Ctrlキーを押しやすくします(頻繁に使いますので)。
Ctrl2cap というプログラムを使います。
- Ctrl2capのサイトから、
Ctrl2Cap.zip
をダウンロードして解凍します。 - 管理者権限でコマンドプロンプトを開き、解凍したディレクトリに移動します。
- 以下のコマンドを実行します。
> ctrl2cap /install
- Windows を再起動します。
6. 高速スタートアップをオフにする
- 高速スタートアップを有効にしているとドライバ関連の問題が発生する可能性が高くなるようです。
- 私の環境でもドライバの問題が発生して苦労しましたので、今後のトラブルを未然に防ぐためにも、高速スタートアップをオフにしました。
- 操作の手順は以下を参考にしました。
7. スタートメニューのカスタマイズ
- デフォルトで登録されているアプリケーションは、右クリック – [スタート画面からピン留めを外す] で、すべてピン留めを解除しました。
- よく使うアプリケーションを、スタートメニューにピン留めしました。
- 以下のサイトを参考にしました。
8. アクティブなウィンドウのタイトルバーに色をつける
- [設定] – [パーソナル設定] – [色] – [スタート、タスク バー、アクション センター、タイトル バーに色を付ける] のスイッチをオンにする。
9. ファイルエクスプローラー関連
- 以下をクイックアクセスに追加する。
- PC
- ユーザーフォルダ
- Desktop
- Downloads
- Documents
- クイックアクセスを開いた時は、「中アイコン」で表示するようにする。
- Cドライブやホームフォルダなど、よく使いそうなフォルダをクイックアクセスに登録する。
- Alt + Fキー → 数字キーでアクセスできるようにするため。
- ファイルやフォルダを削除する際に、確認メッセージを表示する。
- 【設定手順】ゴミ箱を右クリックしてプロパティを開き、「削除の確認メッセージを表示する」にチェックを入れる。
10. サウンド関連
警告音を消します。
- [コントロールパネル] – [サウンド] – [サウンド]タブ
- サウンド設定 [Windows 標準]
- 以下の項目の「プログラム イベント 」を「なし」にする。
- 「システム通知」
- 元のサウンド「Windows Background.wav」
- 「メッセージ(情報)」
- 元のサウンド「Windows Background.wav」
- 「通知」
- 元のサウンド「Windows Notify System Generic.wav」
- 「システム通知」
- 以下の項目の「プログラム イベント 」を「なし」にする。
- サウンド設定 [Windows 標準]
11. 検索ボックスと Cortana
- Cortanaをオフにする(使わないので)。
- Cortanaのボックスをクリック
- 左端上から3つ目のアイコンをクリック
- [設定]をクリック
- 一番上のスイッチをオフにする
- Web検索を行わない(使わないので)。
- 検索ボックスをクリック
- 左端上から2つ目のアイコンをクリック
- [オンラインで検索し、Web検索結果を含める]のスイッチをオフにする
12. デフォルトで用意されている日本語のフォルダ名を英語に戻す
- 以下のディレクトリの名前を英語に戻します。
C:\Users\foo\アドレス帳
(Contacts
になる)C:\Users\foo\お気に入り
(Favorites
になる)C:\Users\foo\ダウンロード
(Downloads
になる)C:\Users\foo\デスクトップ
(Desktop
になる)C:\Users\foo\ドキュメント
(Documents
になる)C:\Users\foo\ピクチャ
(Pictures
になる)C:\Users\foo\ビデオ
(Videos
になる)C:\Users\foo\ミュージック
(Music
になる)C:\Users\foo\リンク
(Links
になる)C:\Users\foo\検索
(Searchs
になる)C:\Users\foo\保存したゲーム
(Saved Games
になる)C:\Users\foo\3D オブジェクト
(3D Objects
になる)
- これをやっておくと、フォルダの検索やファイルエクスプローラー上でのフォルダ移動がラクになります。
変更する手順
以下の記事をご覧ください。
13. スナップ
- [設定] – [システム] – [マルチタスク]
- 「ウィンドウをスナップするときに、利用可能な領域に合わせて自動的にサイズを変更する」 をオフにする。
- 「ウィンドウをスナップしたときに横に配置できるものを表示する」をオフにする。
- 「スナップされたウィンドウのサイズを変更するとき、隣接するスナップ ウィンドウのサイズも同時に変更する」をオフにする。
14. アプリケーションのインストール
各自お好みで。
私の場合はまず以下をインストールしている。
- Google Chrome
- Google 日本語入力
- Mery
- エディタ
- 7+ Taskbar Numberer: taskbar numbers for Utter Command
- Windows 10 対応済
- Lhaplus – 窓の杜ライブラリ
- 7-Zip
- CLCL
- クリップボードの履歴管理
- KeePass Password Safe
- パスワード管理
15. その他
- [設定]-[ネットワークとインターネット]-[Wi-Fi]-[Wi-Fi設定を管理する]
- 全てオフにしました。
- Microsoftアカウントは使わず、ローカルアカウントを使っています。
16. 感想
- いろいろな機能をオフにしましたが、これらは必要になったらオンにするつもりです。最初からオンだと、Windows 10 が何をしているのか分かりませんし、こちらが意図しない情報まで Microsoftのサーバに送られてしまいます。
- プライバシーの項目がかなり多いです。