1. はじめに
Windows 10 では、タスクバーにピン留めしたアプリケーションを、Windows + 数字 キーというキーボードショートカットキーで起動することができます。ここでの 数字 キーというのは、目的のアプリケーションのアイコンが「タスクバー上で左から何番目にあるか?」を表す数のキーです。左から2つ目であれば 2 キーを押します。
かなり便利なショートカットキーだとは思うのですが、タスクバー上のアイコンを見た時に、それが左から何番目なのか? が瞬時に分からないのです(分かる人もいるかもしれませんが)。
そこで、7+ Taskbar Numberer というアプリケーションを使います。これを導入すると、タスクバー上のアプリケーションアイコンに数字を表示してくれるのです。これならすぐに上記のショートカットキーが使えます。
2. 7+ Taskbar Numberer の 使い方
(1) 7plus-Taskbar-Numberer.zip
をダウンロードする
7+ Taskbar Numberer: taskbar numbers for Utter Command – RaMMicHaeL’s Blog にアクセスし、7plus-Taskbar-Numberer.zip
をダウンロードします。
(2) 1の zipファイルを解凍して、任意のフォルダに配置します
ここでは、C:\Users\foo\Applications\7plus-Taskbar-Numberer
フォルダに解凍したとします。
※ foo
はユーザー名です。
フォルダ構成は以下となります。
C:\Users\foo\Applications\7plus-Taskbar-Numberer
├ 32
│ ├ 7+ Taskbar Numberer.exe
│ └ inject.dll
├ 64
│ ├ 7+ Taskbar Numberer.exe
│ └ inject.dll
└ readme.htm
(3) 7+ Taskbar Numberer.exe
ファイルのショートカットファイルを作成し、スタートアップフォルダに配置します
OS が 32bit なら 32
フォルダ、64bit なら 64
フォルダ内にある 7+ Taskbar Numberer.exe
ファイルのショートカットファイルを作成します。
これをスタートアップフォルダに配置します。スタートアップフォルダは通常に以下の場所になります。
C:\Users\foo\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup
このフォルダは、「ファイル名を指定して実行」機能を使い、shell:startup
と入力して実行することで開くこともできます。
(4) ショートカットファイルの [リンク先] でオプションを追加します
7+ Taskbar Numberer の動作を変更するため、ショートカットファイルの [プロパティ] – [ショートカット]タブ – [リンク先] を以下に変更します。
"C:\Users\foo\Applications\7plus-Taskbar-Numberer\64\7+ Taskbar Numberer.exe" -v5 -hidewnd
-hidewnd
オプションはほぼ必須ですが、-v5
の部分は -v1
, -v2
, -v3
, -v4
といった他のオプションに変えてもよいです。
オプション | 説明 |
---|---|
-v1 |
|
-v2 |
|
-v3 |
|
-v4 |
|
-v5 |
|
-hidewnd |
|
-hidetray |
|
7+ Taskbar Numberer.exe
ファイルを直接実行すると、以下のウィンドウが表示されますが、-v1
から -v5
のオプションはここでも選択することができます。
以上の設定で、Windows 10 起動時に 7+ Taskbar Numberer が開始されるようになります。
3. 7+ Taskbar Numberer の更新について
Windows 10 は半年ごとに大型アップデートがありますが、だいたいその更新を行うと 7+ Taskbar Numberer の動作がおかしくなります。しかし、しばらくすると作者の方が対応してくれ、新しいバージョンの 7+ Taskbar Numberer がダウンロードできるようになります。ですので、7+ Taskbar Numberer の動作がおかしくなった場合は、公式ページ をときどきチェックするようにしてください。
(おまけ)2017年4月時点で公開していた導入手順説明動画
以下は、2017年4月頃に作成した導入手順説明動画です。