Windows Tips

【Windows 10】エクスプローラーをタブ化する QTTabbar

投稿日:2018年6月19日 更新日:

Windows 10 のエクスプローラーには、タブ機能がありません。そのため、いくつものフォルダの内容を同時に開いておきたい場合は、いくつもエクスプローラーを立ち上げておいて、それらを行ったり来たりする必要があります。この行ったり来たりがすごく不便です。

Windows 10 の次のバージョンでは、Sets という機能が追加されるのですが、この機能を使うと「タブ機能」が使えるようになるそうです(その後、中止になったようです)。

なので今更感はありますが、「今すぐにでもタブを使いたい」という方に向けて、QTTabbar というアプリケーションを紹介します。

1. QTTabbar とは?

QTTabBar を使うと、エクスプローラーにタブ機能を追加することができます。

QTTabbarにより、タブがついています。
QTTabbarにより、タブがついています。

他にもいろいろな機能があり、全てを使いこなすのは大変です。
私の場合は「最低限のタブ機能だけ使うことができればよい」という方針で使っていまして、ここでもこの方針に沿ったご紹介になります。

また、このアプリケーションはすごく便利なのですが、使い始める上で分かりづらいところがあるのがもったいないと思っていました。その部分も含めてお伝えするつもりです。

2. QTTabbar のインストール

(1) QTTabBar – QuizoApps にアクセスし、赤枠内の「QTTabBar ver 1038」をクリックしてアプリケーションをダウンロードします。

追記 2018年10月22日

現在の最新バージョンである ver 1040 をインストールするには、一旦 ver 1038 をインストールしておく必要があります。

ダウンロードリンク
ダウンロードリンク

(2) 今回の場合は、QTTabBar_1038.zip という圧縮ファイルがダウンロードされました。これを解凍して生成された QTTabBar.exe ファイルをダブルクリックして実行します。これは、QTTabbar のインストーラープログラムです。

解凍して生成されたファイル
解凍して生成されたファイル

(3) [続行]をクリックします。

QTTabbarのセットアップウィザード画面その1
QTTabbarのセットアップウィザード画面その1

(4) [インストール] にチェックを入れて、[続行] をクリックします。

スタートメニューに項目を生成する」にはデフォルトでチェックが入っています。そのままでよいと思います。

QTTabbarのセットアップウィザード画面その2
QTTabbarのセットアップウィザード画面その2

(5) インストールが完了しました。[終了]をクリックします。

一旦、サインアウトしてログインし直すか、コンピュータを再起動します。

QTTabbarのセットアップウィザード画面その3
QTTabbarのセットアップウィザード画面その3

3. QTTabbar の設定

続いて、QTTabbar の設定ですが、ここの最初が分かりづらいところです。

ステップ1

エクスプローラーを立ち上げます。画面左下のアイコンをクリックしてもよいですし、Windows + E キーを押してもよいです。

ステップ2

[表示]タブを表示して、[オプション] をクリックします。ここはアイコン部分ではなく「オプション」という文字列のところをクリック しないといけません。

するといろいろな項目が表示されますが、標準的なタブバーを表示するには、[QT タブ バー] をクリックします。

オプションを表示する
オプションを表示する

ステップ3

これにより、下画面の赤枠内に タブバー が現れます。

タブバー
タブバー

ステップ4

このタブバーの空いたスペースを右クリックすると、またいろいろな項目が表示されますが、この中の「QTTabbar のオプション…」を選択します。

QTTabbar のオプション
QTTabbar のオプション

ステップ5

QTTabbar のオプションウィンドウが表示されますので、お好みの設定に変更します。

ここでは、なるべくシンプルな設定を説明します。

設定1

[ショートカットキー] のところで、いらないショートカットキーのチェックを外します。

一旦、全てのチェックを外して、必要なものだけチェックを入れるというのでもよいと思います。

お勧め設定を、以下の画面に示します。

ショートカットキーその1
ショートカットキーその1

検索バーにフォーカス」も残しておいてよいと思います。

ショートカットキーその2
ショートカットキーその2

設定2

ツールチップでプレビュー」のチェックを外して無効にします。

「ツールチップでプレビュー」を無効にする
「ツールチップでプレビュー」を無効にする

設定3

以下の順番で「サブフォルダ メニュー」のチェックを外して無効にします。

「サブフォルダ メニュー」を無効にする
「サブフォルダ メニュー」を無効にする

設定4

エクスプローラー起動時に、以前 ロックしていたタブを自動で表示させます。

画面左の [ウィンドウ] を開き、下画面の赤枠内 3箇所にチェックを入れます。

(QTTabBar のバージョンが変わっているのは気にしないでください)

これにより、ロックしたタブは、次回以降 エクスプローラーを最初に起動したときに表示されるようになります。

タグを右クリックして [ロック] することができます

設定5

タブの表示方法を設定します。

画面左の [タブ] を開き、[タブを表示しきれないとき] に「多段」をセットします。(好みです)

設定6

コントロールパネルを開いたときに、既存のタブが消えないようにします。

デフォルトの状態だと、コントロールパネルを開いた場合に、既存のタブが消されてしまいます。これを防ぐには 画面左の [ウィンドウ] を開いて [キャプチャと除外リスト] を選択し、「ウィンドウをキャプチャする」のチェックを外します。

[ウィンドウをキャプチャする] のチェックを外す

4. QTTabbar を使う

1つエクスプローラーを立ち上げておけば、後は割と自然に使えます。

新しくフォルダを開く

普通にエクスプローラーを開けばよいです。

もしくは、既存のエクスプローラーにおいて、下画像にあるように「+」アイコンをクリックすると「フォルダーの参照」ダイアログボックスが表示されるので、そこでフォルダーを指定して開くことができます。
ショートカットキーを設定しておけば、「フォルダー選択のダイアログを開くCtrl + O)キー)」や「現在のタブを複製Ctrl + N)キー)」も使えます。

タブを閉じる

下画像にあるように、タブ部分の「X」アイコンをクリックするとタブを閉じることができます。

ショートカットキーを設定しておけば、「現在のタブを閉じるCtrl + W)キー)」も使えます。

単独のウィンドウを、別のウィンドウ内のタブとして追加する

単独のウィンドウ側のタブ部分をドラッグ・アンド・ドロップして、移動先のウィンドウのタブ部分に持っていくことで可能です。

タブの1つを単独のウィンドウにする

タブ部分をそのウィンドウの外側にドラッグ・アンド・ドロップします。

また、タブ部分を右クリックし、「新規ウィンドウで開く」を選択することもできます。

グループにまとめたタブを一度に開く

[グループ] という設定画面で自分のグループを作成し、フォルダー(場所)を追加します(この画面内にある「作業フォルダー」というのが、私が追加したグループです)。

これにより、エクスプローラーのタブ部分をクリックし [グループ] – [{先程作成したフォルダ名}] を選択すると、追加したタブがまとめて開きます。

5. QTTabBar をアンイストールする

アンイストールするには、インストールする時にも使った QTTabBar.exe ファイルを実行します。
以下の画面で「アンイストール」を選び、あとは指示通りに進めていくだけです。

アンイストールを選ぶ
アンイストールを選ぶ

6. Version 1039 では、Windows 10 のアプリモード「黒」に対応

2018年秋の Windows 10 October 2018 Update では、エクスプローラーがアプリモードの「」に対応しましたが、QTTabBar でも Version 1039 (2018-10-14) からこの機能に対応しています。

※ このアプリモード「黒」は、「ダークモード」や「ダークテーマ」などいろいろな呼び方がされているようです。

設定手順

Windows 10 の [設定] – [個人設定] – [色]タブを開くと、「既定のアプリ モードを選択します」というところがありますので、「」を選択します。

既定のアプリ モードとして「黒」を選択する

既定のアプリ モードとして「黒」を選択する

そして、Windows 10 を一旦ログインし直すか、再起動すると QTTabBar でも黒色表示されます。
(代わりに、エクスプローラーを再起動してもよいです)

QTTabBar も黒色になりました

※ Version 1038 のままだと、タブの部分が黒色にならないようです。

7. 不具合?

QTTabBar でタブ表示したエクスプローラーをそのままにしておき、他のユーザーアカウントでサインインしてまた元のユーザーアカウントに戻ってくると、タブの部分の表示がおかしくなるようです。タブの表示を一旦消して再度表示すると問題なく表示されます。

8. おわりに

Windows用の「タブ機能を持ったファイラー」アプリケーションはいろいろありますが、ここ数年は QTTabbar を使っています。特に大きな不満はなく、ないと困るアプリケーションの1つとなっています。

Windows 10 の次のバージョンで追加される、Sets という機能が便利であれば、QTTabBar は使わなくなる可能性もありますが、まだ当分の間はお世話になりそうです。

2020年5月時点で、Sets のリリースは止まっているようです。

Windows

Windows 10 で エクスプローラーを再起動する

2018.06.26

📂-Windows Tips

執筆者:labo


  1. かざり より:

    テーマ白の状態でQTTabBarは導入できましたが、黒にするとタブの部分だけ白になって不格好になります。逆にテーマ黒の状態でQTTabを導入するとタブの部分が極細の白になってタブとして機能しませんでした。
    テーマ白の状態では使えるので報告までに

  2. かざり より:

    すいませんすでに書いてありましたね
    よく読まないでコメントして申し訳ないです

    • labo より:

      コメントありがとうございます。
      そうなんです。
      バージョン1038 まではタブの部分が黒テーマに対応していないようですね。

      ※ コメントを削除した方がよいのでしたら削除致します。

  3. ten より:

    非常にわかりやすい開設ありがとうございました!

    感謝致します(^o^)

  4. HAIKARA より:

    新たに、タブブラウズできるマネージャーを入れようとした時に、「エクスプローラーで出来ねぇか?」って思い、此方にたどりついて遣ってみた所無事に出来て大変満足しております!!!!
    ありがとうございます!!!!ヽ(´▽`)/

  5. やゆよ より:

    フォルダがダブルクリックで開けなくなってしまいました、、設定で直すことは可能でしょうか

    • labo より:

      コメントありがとうございます。
      エクスプローラーを開き、[ファイル]メニュー – [フォルダーと検索のオプションの変更] を選択すると、[フォルダー オプション] というポップアップウィンドウが表示されます。ここの [全般]タブに [クリック方法] という設定項目がありますので、ここで直るかもしれません。
      (今日から数日間は所用のため返信できないと思いますが、ご了承ください。)

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

Windows 10 で「ネットワークの場所(プロファイル)」を「パブリック」から「プライベート」に変更する方法

Windows 10 で「ネットワークの場所」を「パブリック」から「プライベート」に変更する方法について説明します。

Windows

Windows でウィンドウをキーボードのみで移動する

Windows でウィンドウをキーボードのみで移動する方法について説明します。

WSL

WSL (Ubuntu 16.04 TLS) 内で、PHPから MongoDB を操作する環境を作る

WSL (Ubuntu 16.04 TLS) 内で、PHP から MongoDB を操作するための環境を作ります。 「PHP から MongoDB を操作してみる」が目的であるため、ウェブサーバーとし …

Windows

【Windows 10 】タスクバー上の日付に「曜日」を表示する

Windows 10 のタスクバー上には、日付と時刻が表示されます。 デフォルトだと「曜日」がありません ここに「曜日」を表示する手順について説明します。 「曜日」が追加された時の表示です 目次1. …

WSL

WSL の Ubuntu 18.04 で ssh-agent がおかしくなったので対応しました

先日「WSL の Ubuntu 16.04 LTS を 18.04 LTS にアップグレードする」という記事を書きましたが、どうやら WSL の Ubuntu 18.04 LTS では、ssh-age …