1. はじめに
2022年11月30日から、エックスサーバーの「サイト転送設定」で、リダイレクトの際にサーバーから返す HTTPステータスコードを選択することができるようになりました。301 と 302 のどちらかを指定することができます。
2. 設定箇所(サーバーパネル)
具体的には、サーバーパネルの [ホームページ] – [サイト転送設定] ページでの設定です。
[リダイレクト設定追加] タブから、リダイレクトの設定を追加することができます。
今回追加されたのは、[ステータスコードを選択する] というチェックボックスから下の部分です。
ここにチェックを入れると、その下にステータスコードのラジオボタンが表示されます。
- その後も、ずっと転送(リダイレクト)し続けるつもりであれば 301 を選びます。
- メンテナンス等のための「一時的な」転送であれば 302 を選びます。
Webブラウザなどが、上記を設定したURLにアクセスすると、Webサーバーからそのページのデータと共に「HTTPステータスコード」も返されます。ここに出力する番号を指定することになります。
3. メリット
リダイレクトの意味をより明確に表したHTTPステータスコードを、アクセス元に返すことによって、それを受け取った側のプログラムが、その後それに相応しい処理を選択することができます。
例えば、Google検索などのクローラープログラムが 301(永続的なリダイレクト)を取得した場合、その後のクローラーの巡回頻度が下げられるかもしれません。そうなれば、クローラー側にとって無駄な処理が減りますし、こちらにとっても余計なアクセスが減るので双方にとってメリットになります。